4     多 福

美の友会 様々な歌集を読む-6

五島美術館 美の友会月例美術講座 様々な歌集を読む-6

▽「端白切」はたしろぎれorはたじろぎれ

名称:料紙の四隅・外側の胡粉が白く変色していることから

内容:大弐三位集(だいにのさんみしゅう)、個人の歌集

 大弐三位 : 紫式部の娘,藤原賢子のこと。
        西暦1000年頃生まれ、80才くらいまで生きる。
        歌人としての評価あり。
        母と同じように、中宮彰子に仕える。
        恋多き女?

ポイント:一文字ずつ読みやすい、張りのあるピリッとした文字。

五島美術館にも所蔵されており、見学。

【メモ】サンリツ服部美術館の名筆の展覧会でも拝見(2008.10.11)。

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向付展 講演会

五島美術館 向付展 関連講演会

「向付を支える二つの文脈」

 田中仙堂 氏 (大日本茶道学会副会長)

Gotho_mukozuke_kouen

聴講希望者が多く、立見が出る程の盛況ぶり。
内容は、社会学+茶道+陶芸といった充実した内容。

以下、その講演会のメモ(注:内容に保証ナシ)

《文脈Ⅰ=膳の上の向付》

「向付」…器をさす場合,料理をさす場合

日本料理の時代による流れ
 
 大饗(だいきょう)料理→本膳料理→会席(懐石)

 本膳料理では「向付」と言っても器も料理も特定できない。
  (江戸時代の宗和流本膳料理を例にして)

 茶事では器が空になってもお膳が引かれるまで、
 飯椀と汁椀の向うに位置し続ける。

「カイセキ」の漢字の変遷の背景

‘会席’…「山上宗二記」の頃はこの表記
‘懐石’…料理茶屋 との差別化
      (例:八百善←太田南畝2008.5.23もお気に入り)
‘茶懐石’…単なる高級和食との区別(←?うろ覚え)

《文脈Ⅱ=展示ケースの中の向付》

・茶屋文化と茶道文化の相互影響
・向付を「造形物」といったカテゴリーで見る眼

・大正以降の「鑑賞陶器」としての中国陶磁器,織部・志野の再評価による数寄者への影響(仮説?)

・料理人が「鑑賞陶器」に学ぶ
(例:北大路魯山人)
 「器を食らう」=器に料理を合わせる

・「鑑賞陶器」は茶道具の見方と対立的であったといわれるが、実際には「鑑賞陶器」を見る人と茶の愛好者層は重なっていた
 (現代において、美術鑑賞も茶道も趣味とする人がいるが如く)

「鑑賞陶器」の発生についての歴史
  (注:メモ内容の検証はしていない)

明治20年代 英・米での中国磁器大コレクターの活躍
明治43年 「唐三彩」がロンドンのバーリントンハウスで出品
明治44年 辛亥革命 清朝崩壊
       (良品・コレクションの流出)
明治39年 「品陶会」…科学的に調べる気運
大正 3年 「陶磁器研究会」…帝大の教授など

「陶磁器研究会」→「彩壺会」という組織への発展

「彩壺会」による再評価 色絵磁器,京焼など
 【追記】 2007.7.14

心もとないメモだが、実際の講演内容は充実して面白かった事を付け加えておく。

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美の友会 様々な歌集を読む-4

五島美術館 美の友会月例美術講座 様々な歌集を読む-4

▽「十五番歌合切」

名称:内容から

※時代不同で三十人の歌人
 →後に三十六歌仙へと発展

内容:十五番歌合(の写本としてはもっとも古い作品)

ポイント:草仮名。スケールの大きい筆致。

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美の友会 名物裂の魅力-5

五島美術館 美の友会月例美術講座 名物裂の魅力-5

内容:金襴<2>

17鶏頭金襴 けいとう きんらん

 : 鶏頭の花の作土文様

 ※ 作土文 つくりつちもん

    作土とは、耕地の上層の土壌のことをいう
    草花文や草花と動物文をその花樹が根付いた土壌までを
    単一の文様としてあらわしたもの 
   
18東山金襴 ひがしやま

 : 一重蔓唐草+牡丹他
 ▶ 東山殿(足利義政)が中国(明)に注文して織らせたor所持

 参考 前田家伝来 紺地一重蔓小牡丹唐草文金襴(東山金襴)
      Higashiyama_kinran

19高台寺金襴 こうだいじ

 : 二重蔓中牡丹唐草文や霊芝
 ▶ なぜ「高台寺」かは不明
   (本によれば、高台寺の戸張裂)

 参考 前田家伝来 紺地二重蔓中牡丹唐草文金襴(高台寺金襴)
      Koudaiji_kinran 

20大黒屋金襴 だいこくや

 : 細い蔓唐草に宝尽くしを散らす
   牡丹から牡丹まで7センチくらい、間に霊芝など
   唐物絵の表装によく使われる
 ▶ どの「大黒屋」か不明

 参考 前田家伝来 萌黄地一重蔓小牡丹唐草宝尽し文金襴 (大黒屋金襴)
      Daikokuya_kinran

21二人静金襴 ふたりしずか
22橘屋金襴 たちばなや ←別名

 : 向かい合った鳳凰の丸文が互の目
 ▶ 織田有楽所持。
   有楽が能「二人静」の名手であった
   ↑静御前が二人出てきて舞う演目→鳥が二羽とかけた?
   (本では、足利義政が能の「二人静」を舞った時の能装束に用いられた裂)

 参考 前田家伝来 紫地向鳳凰丸文金襴(二人静金襴)
      Futarisizuka_kinranhosei

23金地二重蔓牡丹金襴 かなじふたえずづるぼたんきんらん

  : 地が金地であることに価値があった

 参考 前田家伝来 金地二重蔓大牡丹唐草文金襴
      Kanajifutaezurubotan_kinran


24花兎金襴 はなうさぎ

 : 兎+花・雲 (兎だけの模様はない)

 参考 前田家伝来 金地花兎文金襴
      Kanaji_hanausagi_kinran

25角倉金襴 すみのくら

 : 兎が大きくてリアル 1つの柄の縦4~5センチ
   他の花兎金襴と区別する
 ▶ 本によれば、角倉了以(すみのくらりょうい、京都の豪商)の愛用

 参考 前田家伝来 濃萌黄地花兎文金襴(角倉金襴)
      Shuminokura_kinran

26花麒麟金襴 はなきりん
27雲麒麟金襴 くもきりん

 : 麒麟+作土文の花or雲
   麒麟に羽が生えてている?

28紹知金襴 じょうち

 : 麦わら筋+花麒麟or雲麒麟
 ▶ 藪内紹智の好みだったと思われる

29荒磯金襴 あらいそ (あらそ) (ありそ?)

 :波に魚

30石畳金襴 いしだたみ
31釣石畳金襴 つりいしだたみ
  
 :大石でない (大きくなると遠州緞子のような感じ)
  両者の区別は微妙

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美の友会 様々な歌集を読む-3

五島美術館 美の友会月例美術講座 様々な歌集を読む-3

▽「香紙切」

名称:料紙が染料(丁子)で染められた様子から。
    (よい香りもしたかも)

内容:麗花集

ポイント:奔放華麗な連綿と散らし書き。複数の筆者か。

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美の友会 名物裂の魅力-4

五島美術館 美の友会月例美術講座 名物裂の魅力-4

内容:金襴<1>

1興福寺金襴 こうふくじ きんらん

 : 如意宝珠(龍?鳳凰?) の模様が互の目
   小石畳の繻子地・ラン地 紫地(?)
   
2大燈金襴 だいとう

 : 上下に爪を置いた霊芝雲文様が互の目
   地は石畳(?) 赤、褪めた蘇芳
 ▶ 大燈国師(大徳寺開山)の袈裟裂

3徹翁金襴 てっとう

 : 大燈金襴の白地のもの
   白(地)大燈金襴ともいう
 ▶ 徹翁義享(大徳寺第一世住持)の袈裟裂

4長楽寺金襴 ちょうらくじ

 : 七つ星(霊芝がたなびいているような?)模様が互の目
   地は褪めた蘇芳など
 
5鴛鴦金襴 おしどり

 : 鴛鴦 一列ごとに向きを変える、互の目
 ▶ 本圀寺 「鴛鴦曼荼羅」の表具 

    Oshidori_mandara_hyousou ← 本歌現存

 ※ 『本圀寺金襴』ともいう? 『本圀寺裂』もあり。

6角龍金襴   かくりゅう
7禅林寺金襴 ぜんりんじ
8永観堂金襴 えいかんどう
9龍詰金襴    りゅうづめ

 : 6~9=基本的に角龍金襴(四角くデザインされた龍)
 ▶ 禅林寺(通称永観堂)の九条袈裟

 参考 前田家伝来 白地角龍文金襴
     Hakuji_kakuryu_kinran   Hakuji_kakuryu_kinran_up
        
     (同 紫地角龍文金襴は互の目だったような…)

10安楽庵金襴 あんらくあん
 
 : 「安楽庵手」
   模様・地ともマチマチだが、総じて大きな文様構成か
 ▶ 安楽庵策伝(江戸初期の僧侶)の所持

 参考 前田家伝来 紺地雲に宝尽し文金襴 (安楽庵金襴)
     Anrakuan_kinran
 
11筒井金襴 つつい

 : 格子地紋・木瓜形の中に龍らしきもの

12印金 いんきん

13金紗 きんしゃ
14雁金屋金襴 かいがねや
15織部紗 おりべしゃ
16竹屋町金紗 たけやまちきんしゃ

 : 14~16も金紗の内。

 金紗 金の糸を縫いつける
     (既に織ってある物に対して、糸をすくうようにして縫いつける)
 紗金 織りながら金糸を入れる

 参考 五島美術館蔵の小倉色紙はすべて表装が金紗

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美の友会 名物裂の魅力-3

五島美術館 美の友会月例美術講座 名物裂の魅力-3

内容:名物裂の成立

ポイント 江戸時代に名物裂を紹介した主な文献


『日本永大蔵』 1688刊 井原西鶴

 : 欲深くて信心のない質屋が、寺の戸張を巧く手に入れて売り払って儲ける話。
   (後には落ちぶれてしまう)

『万宝全書』 1693~1718刊 美術百科事典

 : 全13巻のうち、第8巻に記載。「名物」という言葉がでてくる。
   文字のみ、64点の記載。

[槐記] かいき 1724~1735 : 古裂の手鑑の記載など。

『雪間草茶道惑解』 ゆきまぐささどうわくげ 1747奥書 坂本周斎

 : 周斎は京都の糸割附商人。茶人としても活躍。
   文字のみ、109点の記載。

『雅遊漫録』 がゆうまんろく 1755刊 大枝流芳 おおえだりゅうほう

 : 全7巻のうち、第4巻に記載。
   図入り、139点の記載。

『古今名物類聚』 ここんめいぶつるいしゅう 1787序文 松平不昧編纂

 : 全18巻のうち、第17・18巻に記載。
   カラー図入り、130点の記載。

『和漢錦繍一覧』 わかんきんしゅういちらん 1804刊 江田世恭編

 : 袖珍本(しゅうちんぼん)。いわゆるポケット版
   一部図入り、354点。 ←名称があっても伝わっていない物も多い。

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美の友会 様々な歌集を読む-1

五島美術館 美の友会月例美術講座 様々な歌集を読む-1

▽「藍紙本万葉集」らんしぼんまんようしゅう

名称:料紙が藍の染紙であることから。
    (=藍地万葉集)
    断簡と巻物(京都国立博物館蔵)が現存。

内容:万葉集

ポイント:豪快で力強い。当時の新しい書風。

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美の友会 古筆の造形美2-10

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-10

内容:「大内切」の鑑賞と読み

ポイント あまり連綿を見せないが、自然な感じになっている。

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美の友会 名物裂の魅力-1

五島美術館 美の友会月例美術講座 名物裂の魅力-1

内容:禅宗と渡来織物 -かがやく布-

ポイント 項相・伝来品おける「九条袈裟」


『裂』←古筆『切』と区別するところから。

九条袈裟の文様で宗派が分かる可能性
(袈裟・項相は教義を継承する証として師から弟子に授けられた。)

平織り : 間道 などに
       ちりめんは平織りに糸の撚りをかける

綾織り : 緞子 などに
       斜文織りともいう

繻子織り : 緞子など
        一方向の糸の浮きが非常に少ない

もじり織り : 紗 絽 羅 など
        うすもの とも。透けて見えるものが多い。

円覚寺 開山忌の模様(動画)。四つ頭。お坊さんの座り方が美しい。

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MOA美術館の所蔵名品展

所蔵 名品展 -国宝 紅白梅図屏風-
 / MOA美術館

「梅香会」 友の会感謝の集い

・ 所蔵 名品展 (展示室)
   紅白梅図屏風/色絵藤花文茶壺/手鑑「翰墨城」
   山中常盤物語絵巻
   
・ 美術セミナー (能楽堂)

・ 茶室樵亭 見学
   ととや茶碗・鶴絵萩焼茶碗(十二代坂倉新兵衛)
   掛物 酒井抱一による尾形光琳の模写

・ 一白庵 立礼で一服
   菓子 わかな 製 「竹風」
   橋本雅邦 画 など

・ MOA山月光輪花 (応接室)

・ 梅園
Moa_2009

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美の友会 古筆の造形美2-9

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-9

内容:益田本朗詠集の鑑賞と読み

ポイント 料紙が見どころ。

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水曜講演会 書の魅力・古典と現代

出光美術館 水曜講演会

「書の魅力」
  古典と現代   高木聖雨氏

・ 中国書道の変遷
   書の発生
   書体の完成  唐時代 ←『古典』。
                   これより後は『現代』
   書体の変動  前衛に行き過ぎては古典回帰への繰り返し

・ 「文字の力・書の力」出品作品について
   粗 と 密 (余白)  

・ ‘古典’の重要性

・ 上手い字…技術として
  いい字  …味のある字

・ 「最近、村上華岳の本を読んでいます。」

・ 「書く立場からの話」とのことだったが、
  筆を持たない「鑑賞専担者」にも面白い講演だった。

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美の友会 古筆の造形美2-8

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-8

内容:御蔵切おくらぎれの鑑賞と読み

ポイント 書風は細く丸みあり。曲線の強調。

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美の友会 古渡り更紗を楽しむ-6

五島美術館 美の友会月例美術講座 古渡り更紗を楽しむ-6

内容:古渡更紗展を終えて

ポイント 「古渡」等の時代区分について、再検討

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美の友会 古筆の造形美2-7

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-7

内容:「和泉式部続集切」の鑑賞と読み

余談:「和泉式部」は恋多き女性?

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à la Carte 20th

ア・ラ・カルト 役者と音楽家のいるレストラン

今年で20年目。
ゲストは羽場裕一とROLLY。
ROLLYは、スペシャルゲスト。(一部日程に参加)

A_la_carte_2008

初めての初日公演&二人のゲスト(ROLLY出演日)。

ロビーでのワインは「ウルフ・ブラス イーグルホーク」の
 赤 : カベルネ・ソーヴィニヨン
 白 : シャルドネ
(白が美味しかった)

書籍化された「アンゴスチュラ・ビターズな君へ」他を購入。
女性芸能人もお見かけした。

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献茶式

おや、太鼓の音が。雅楽の音が…

Kamakura_hachiman_kencha_ura

Kamakura_hachiman_kencha_uraraka

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水曜講演会 日本近代美術私史

出光美術館 水曜講演会

「日本近代美術私史」
  小窓から覗き見た近代美術の巨匠たち   河合正朝氏

・ 近世 premodren …日本でいうと桃山~江戸時代
・ 近代 modern ヨーロッパでいうルネサンス 
              …日本でいうと明治~昭和途中まで
・ 現代 contemporary …第二次世界大戦後

・ 近代において 日本画=膠絵
           洋 画 =油絵 となる

・ 1937年ウィーン万博にて「美術」という用語を使用
  「工芸(工業芸術)」は以前から用いられていた用語

   「美術」とは→絵画 彫刻    だが、人形は工芸?

   形を作り出す「彫刻」 / 姿をうつす「工芸」

・ 河合氏持論 日本のものは全て 「工芸」 でよいのではないか。

・ 河合氏幼き頃、東山魁夷の近所に住まい、出入りしていたとの事

・ 平櫛田中に会った事があり、その後
  和装姿の平櫛田中がオープンカーの助手席に乗せられて走り去る姿を目撃との事

・ 講演終了後、出光美術館関係者に開口一番
  「ほぉら、時間どおりにおわっただろぉん」
  と茶目っ気たっぷりなお顔でニンマリされていた河合氏。
  楽しい講演会でした。

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美の友会 古筆の造形美2-6

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-6

内容:針切の鑑賞と読み

ポイント 書風で名称が決まった典型例

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三館合同企画 「更紗を語る」

東京国立博物館にて

・ 茶人好みのデザイン~彦根更紗と景徳鎮 東京国立博物館特集展示 ギャラリートーク
Hikone_sarasa

・ インド更紗とジャワ更紗 
    講師 小笠原小枝 氏

・ 古渡更紗について : 五島美術館
・ インドネシア更紗について : 大倉集古館
・ ジャワ更紗と経緯絣について :東京国立博物館

他に、東京国立博物館 見学

・ 特集陳列 六波羅蜜寺の仏像 
Taira_no_kiyomori

・ 特集陳列 中国書画精華
Nisochousinnzu

・ 特集陳列 「名物裂」にみる文様Ⅱ ―禽獣文― など。

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美の友会 源氏物語絵巻の絵画-1

五島美術館 美の友会月例美術講座 源氏物語絵巻の絵画-1

内容:源氏物語絵巻の現存場面

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ランドマーク薪能

Lanmark_nou

横浜ランドマーク ドックヤードガーデンにて

 ・ 狂言「船渡聟」

 ・ 「大瓶猩々」

  …雨天中止、残念っ。

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美の友会 古筆の造形美2-5

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-5

内容:如意宝集切の鑑賞と読み

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宝生夜能 8月公演

6時開演、9時20分頃まで。

Hosho_yoru_2008_08

能     「氷室」        ひむろ
狂言  「蟹山伏」   かにやまぶし
能     「半蔀」      はしとみ

「氷室」は、氷室の神事を詳しく語ることで涼しさを演出する能なのだとか。
文章で涼しさを感じるのは、初心者には難しい…
氷室守の翁が山の中(作り物)に隠れ、氷室の神となって出てくるのが楽しい演出。

「蟹山伏」では、面を被った「蟹」役が登場。
“両眼天を向き”の言葉通り、面の目は上向きになっており、両手で蟹の身振りを黙々と続けているのが面白い。

「半蔀」とは、解説文によると、

昔の寝殿造りにおける屏障奥(蔀戸)の一つで、上下二枚から成り、上一枚は内から金具でつるし上げて採光用とし、下一枚はそのまま固定させて、衝立の役目とする。上の半分のみ残したので半蔀という

とのこと。ちなみに電子辞書では、“はじとみ”という読み方になっていた。

「半蔀」のテーマは源氏物語の「夕顔」。
後半、「夕顔の精」が水色の衣裳(長絹?)をまとって舞う。
衣装の背中と両袖には金色で垣根に夕顔の柄、裾には同じく金色で露の付いた草の柄。
‘幽玄’という言葉がピッタリだった。

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Over The Rainbow……?

Over the Rainbow……? ~アリス的不完全穴ぼこ墜落論~

Takaizumi_over_the_rainbou

タカイズミプロジェクト Vol.1

作・演出・主演 高泉順子  美術・衣装 宇野亜喜良

この二人のコラボレーションは、雑誌「イラストレーション」no.173(2008年9月号)の舞台美術コラムでも取り上げられていた。(巻頭特集は“宇野亜喜良さんが選んだ名画50”)

6年ぶりの新作書き下ろし。
なんとも言えない世界観は、
『タカイズミック・デタラメ・穴ぼこ落っこちワールド』と名付けられていた。

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美の友会 漆と南蛮-4

五島美術館 美の友会月例美術講座 漆と南蛮-4

内容:ヨーロッパの漆芸

ポイント 「japan」≠「漆」
      「japan」は「漆に模したワニス塗り等」の意が本来

      「ジャパンニング」「ピエマルシェ」等の技法 
       = 「漆黒」に塗り上げる技術を求める歴史
      ヨーロッパの技術では「漆黒」は困難もしくは高価
       (逆に、「白」は可能だった)
        ↑ 日本の漆で「白」が可能になったのは明治期で、対照的

      「ジャパンニング」は後に東洋からの安価な輸入品により衰退

全4回コースにつき、最終回
出席したのは 第1回(2008.4.12)と今回。

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半夏生

『お茶席の冒険』 (有吉 玉青 著) を読んだ。
Ochaseki_no_bouken
有吉さんは、藪内流。
濃茶を5人で喫すると、茶碗に桜が咲くそうである。
(飲み口をずらすため。)

もう図書館に返却済でうろ覚えであるが、「半夏生はんげしょう」の記述があった。
ある庭の池に、丸い形の植え込みが作ってある。
その植え込みは「半夏生」で作ってあるため、ある一定の時期になると葉が白くなって池の中に月が出現する…
というような内容だったと思う。
(野村美術館の隣、野村別邸 碧雲荘か?)

半夏生を東慶寺(鎌倉市)で見る事が出来た。
Hangeshou 撮影日2008.6.28

ハンゲショウ / ドクダミ科ハンゲショウ属
         / 半夏生
            ↑「半夏生」の頃に、葉が白くなることから
           半化粧 片白草(カタシログサ)
            ↑葉の半分ほどが白くなることから

はんげしょう【半夏生】 : 電子辞書より

七十二候(⇒二十四節気)の一つ,第30候。
雑節の一つでもある。
太陽の黄色経が100°に達する時で、夏至から11日目,現行暦では7月2日ころ。
このころ半夏(カラスビシャク)が生ずるのでこの名があるという。
田植はこの日までに終わり,梅雨はこの時から明けるとされる。

 ⇒二十四節気

(前略)なお,二十四節気以外に季節の目安として設けられた特定の日や期間を雑節という。また節気の間をさらに3等分し七十二候とする方法も中国から日本に伝えられ、日本の実情に合わせて修正されたりしたが、現在でも生きているのは7月初めの半夏生(はんげしょう)のみである。

はんげ【半夏】 / サトイモ科ハンゲ属
          / 烏柄杓(カラスビシャク)
          / 球茎の部分を漢方で「半夏(はんげ)」と呼ぶ。

まとめると、

半夏」が生える頃だから「半夏生」といい、その頃「半夏生」の葉が白くなる 

なんじゃ、そりゃ。

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美の友会 古渡り更紗を楽しむ-3

五島美術館 美の友会月例美術講座 古渡り更紗を楽しむ-3

内容:茶の湯と更紗

ポイント 更紗の使途は主に「包みもの」 ←箱を包む
       他に表具裂
      (茶入れの仕覆には使用されてない)

文献の記述としては 「さらさ」「華布かふ」「花布かふ

更紗の場合の「古渡り」とは、17~18世紀にかけて輸入されたインド製の更紗の一群
(さらに狭義には安永年間のものを指す場合もある)

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五雲会 6月公演

12時開演。
終演予定は午後5時55分だったが、実際には6時半位。
能や狂言で時間が狂うというイメージはなかったので意外。

Gounkai_2008_6

能     「加茂」        かも
狂言  「仏師」     ぶっし
能     「高野物狂」   こうやものぐるい
能     「籠太鼓」     ろうだいこ
狂言  「梟山伏」     ふくろうやまぶし
能     「鵜飼 」        うかい

全自由席なので、「加茂」「仏師」は脇正面から鑑賞してみた。
能の「加茂」は横からの鑑賞でも問題なし。席が舞台に近かったので、面などがよく見えた。
狂言「仏師」は二人の掛け合いのクライマックスで、手前の演者(正面から見ると左側)に奥の演者(同、右側)が隠れてしまい、残念。
演目にもよるが、やはり正面が無難という結論。

能4番のうち、3番に作り物(舞台装置)があるという趣向。
「加茂」の作り物は矢台(やだい)。
「高野物狂」は松立木(まつたちき)。
 (余談:シテの扇も開くと松の絵柄)
「籠太鼓」は“籠”(牢として使用。実際に妻役のシテが出入りする。)。

小物も色々。
「加茂」では、前シテが水をくむために桶を持っている。(なぜか金色)
「籠太鼓」では、劇中で太鼓を牢に結びつける。(実際には叩かない)
「鵜飼」では松明をもっている。(遠目には毛筆を赤い毛にした感じ)

面も色々だが、こちらの判別は難しい。
「加茂」
 里の女(前シテ・ツレ)…「小面」
 御祖の神(後ツレ)…「増女」
 別雷神(後シテ)…「大飛出」
「鵜飼」の「閻魔大王」(後シテ)…「小ベシミ」
インターネットの情報を無理にツギハギするとこうなる。実際には「里の女」ひとつとっても、シテよりツレの方が肉付きの良い顔に見えたので、もっと細かな分類・演出があるのだろう。
(要打開策。)

「加茂」は不思議な物語(アミニズム?)だが、天女や雷神の舞が楽しい。
「高野物狂」はシテが直面ひためんで演じ通し、迫力。
(でも、「高野物狂」で睡魔に襲われてしまった。初心者って悲しい。)

「籠太鼓」は、夫の居所を知っていても頑なに言わない妻の様子に惹きこまれる。

一番楽しみにしていたのは「鵜飼」なのだが、「鵜の段」や閻魔大王のイメージを膨らませる事が出来ないまま終わってしまった。(鵜飼が殺生であることと、この鵜匠が禁漁の川で鵜飼をした罪とがストーリー中で区別できないのが敗因か)

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美の友会 古渡り更紗を楽しむ-2

五島美術館 美の友会月例美術講座 古渡り更紗を楽しむ-2

内容:更紗の広がり  オランダと日本の伝世例

ポイント ヨーロッパ

      服飾、室内装飾(壁紙・ベッドカバー等)利用
      大樹に大ぶりの華が咲き乱れる(生命の樹)意匠「立ち木手」等が特徴的
       → 大型の伝世品が多い

       日本
   
        服飾利用
          ↓  ← 奢侈しゃし禁止令
        間着あいぎ等内側の粋として、小物
        → 小さい伝世品が多い

覚書 第1回 「更紗が渡って来た時代」は欠席、資料のみ購入。

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水曜講演会 鍋島・柿右衛門

出光美術館 水曜講演会

「将軍と鍋島・柿右衛門」   大橋康二氏

講師略歴 : 元 県立九州陶磁文化館
        「将軍と鍋島・柿右衛門」上梓
        Shogun_nabe_kaki

・ 鍋島焼は将軍家への例年献上用に鍋島藩窯で採算を度外視して作成。
・ 最盛期は1690年代から。
・ 将軍家食膳用のため、限定的な器種や形
・ 一般には流通せず
・ その盛衰は将軍交代など徳川家側の変化による。

・ 柿右衛門様式は民窯最高の磁器
・ 欧州王侯貴族用
・ 1690年代から急速に姿を消した。
  ↑将軍がよりよい鍋島焼を求め、柿右衛門様式の名工を藩窯に引き抜いた結果か?

・ 典型的 柿右衛門 : 乳白手にごしで,板作り(ロクロを使わず、底が円形でない)
                独特の構図,口縁には鉄を塗る
  ⇔ 広義の柿右衛門 染付線を引いている(乳白手は染付不可能)…乳白手ではない
                ロクロ使用(底が丸い)
    → 1890年代後 緑色(新色)が加わる。
    

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美の友会 漆と南蛮-1

五島美術館 美の友会月例美術講座 漆と南蛮-1

内容:南蛮の時代
    南蛮様式の輸出漆器

ポイント ポルトガルからの注文品を、日本において制作
      「南蛮様式」へのインド様式の影響
      キリスト教禁止による様式変化

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美の友会 古筆の造形美2-1

五島美術館 美の友会月例美術講座 古筆の造形美2-1

内容:高野切第二種の鑑賞と読み
    巻八の巻末を資料にして

ポイント 高野切第二種にしかない変体仮名使いの部分を正しく読み取ること

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たぁかぁさぁごぉやぁー

某カルチャーセンターにて、「能への誘いいざない」講座を受けてみた。

講師は 吉田 篤史 氏。
シテ方 観世流準職分 とのこと。

・能の歴史と基礎知識

・能面や衣装の紹介、仕舞実演
  嵐山 の 蔵王権現
  巻絹 の 音無天神の巫女
  鞍馬天狗 の 大天狗

・謡の体験と実演
  高砂

充実した内容だった。謡の体験をするとは!

印象に残ったのは、吉田氏の
「能に限らず、日本の伝統文化を大切にして欲しい」という締めの言葉。

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三枝 志の輔 春待ち二人会

長良川国際会議場メインホール(岐阜)にて。

Harumachi_futari

 開口一番  立川メンソーレ:「金明竹」

立川 志の輔 : 「バールのようなもの」
桂 三枝    : 「誕生日」

 仲入り

桂 三枝    : 「お忘れ物承り所」
立川 志の輔 : 「しじみ売り」

芸術選奨の大衆芸能部門で文部科学大臣賞を受賞した志の輔に三枝が花束を。
そのため、トリも特別に志の輔に変更となった。

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水曜講演会 伊勢物語

出光美術館 水曜講演会

「伊勢物語絵を楽しむ」   仲町啓子氏

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五雲会 12月公演

宝生能楽堂へ、五雲会の12月公演を見に行った。
今年最後のせいか、立ち見もでるほどの盛況ぶり。

Gounkai_2007_12

演目は、前回(2007.11.17)と同じく能4番狂言2番。

能     「龍田」       たつた
狂言  「伯母ヶ酒」 おばがさけ
能     「忠信」       ただのぶ
能     「松虫」       まつむし
狂言  「苞山伏」   つとやまぶし
能     「 乱 」        みだれ

「龍田」は、舞台装置として宮みやが出てくる。神殿という設定。下の方がやや幅広になっている立方体の周りを布で囲んであり、中に人が入れるようになっている。

前半は川の流れにのって紅葉が流れる情景を想像しながら、竜田川にまつわる古歌の掛け合いが優雅そのもの。…というあらすじであるが、初心者は解説書が頼り。解らなくても舞台は進んで行く。

さて、『明神の巫女』(前シテ)がいったん宮の中に入る。装置内で面や衣装を換えている。後ろで後見の人が衣装や面等を渡していたようだ。舞台上で後シテの『明神』に変身とは、斬新!そして後半へと続いた。

「忠信」は、シテが面をつけていなかった。(なぜ?)
見どころは後半の立ち回り。シテの忠信がバッタバッタと敵をなぎ倒していくが、切られて倒れる際の動きが激しい。
いくつかの“やられたぁ”というパターンがあったが、特に体を真直ぐにしたまま後ろ向きにバターンと倒れた人には観客から「おぉっ」と声があがっていた。

「乱」は『猩猩しょうじょう』から来ている演目。「乱」という特殊な舞が入るよ、という事らしい。
目もとがニッコリ笑った印象の面をつけ、体を沈めたり後ずさるような動きが、いかにも楽しく酔った様子を彷彿とさせる。思わず惹きこまれた。

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横浜美術館 トークイベント

横浜美術館のトークイベントに行った。

講師は 河井寛次郎記念館 学芸員 鷺 珠江 氏 であった。
寛次郎の孫にあたる方で、子供の頃は記念館だった家で育ったとのこと。

寛次郎は島根県安来町出身。
清水六兵衛の持窯を譲り受けたところから京都に居ることになったそうである。

テーマは「京都に息づく、美とデザインに学ぶ」。
内容は、河井寛次郎の略歴・人柄・エピソード、そして鷺氏の京都での暮らしなどの幅広い内容であった。

身近な方の語る寛次郎像は、生き生きとして大変面白かった。
併せて生前のインタビュー映像・作品・記念館の様子が映された。
映像内で寛次郎が自作の真鍮のキセルを嬉しそうに触るシーンがあった。
実際に6本の寛次郎作キセル・木製のマッチ箱が並べられ、自由に触らせていただく貴重な機会も設けられた。
Kawai_kanjiro_kiseru

生前のインタビュー映像に、棟方志功も映っていた。
会場には、棟方志功の孫にあたる方も来られていた。
今でも交流があるのだそうだ。

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五雲会 11月公演

宝生能楽堂へ、五雲会の11月公演を見に行った。

Gounkai_2007_11

演目は、以下の能4番狂言2番。

能     「巻絹」 まきぎぬ
狂言  「雁礫」 がんつぶて
能     「経政」 つねまさ
能     「玉葛」 たまかづら
狂言  「舟船」 ふねふな
能     「舎利」 しゃり

約1時間半毎に休憩があるものの、約5時間の長丁場。
演目を選んで観ればよいのだろうが、なんといっても初心者。
能舞台での鑑賞は初めてなのだ。ついつい欲張ってしまう。
(もちろん、座り続けるのは痛みとの闘い。)

「舎利」は、小道具の三宝を壊す演出がある面白い話。
前段のシテの面は「怪士(あやかし)」という、遠目には金色に見えるいかにもアヤシイ面。後段、シテは赤鬼に変身。鬼を追いかけるために登場する韋駄天も面をつけている。

『面を2人がつけることもあるのか、豪華だなぁ』と思いつつ鬼(足疾鬼/そくしっき)と韋駄天の追っかけっこを見る。しかし意外に動きは少ない。
そのあたりは想像たくましくすれば良いらしい。

ふと周りを見ると、何やら本を見ながら鑑賞する人があちらこちらにいる。
毛筆で書いたような文字で、字と字がつながっている。「謡本」?
横目でチラリと見てみるも、見慣れない者には外国語のよう。
これが詠めれば、あの難解なセリフも分かるようになるのだろうか…

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大徳寺 (京都)

京都の大徳寺に行った。
大徳寺といえば、京都五山の1つであり、名庭や茶の湯との深い関わりで有名な寺である。
…ということは最近知ったばかり。大徳寺の中には24の「塔頭寺院」があり、見学はそれぞれの寺院ごとになっていた。常時見学できる寺院は4ヵ所。初心者らしく(?)全てまわってみた。

【龍源院】 (りょうげんいん)

「方丈」と呼ばれる建物を囲む石庭が見事。方丈の前面は蓬莱山を表す石庭、反対側の「竜吟庭」は須弥山を表す苔の庭。他にも日本で最も小さい壷庭だという石庭もあった。
また、方丈の室内を覗きこむと、竜と波の襖絵。迫力一杯。
Daitokuji_ryougenin

【瑞峯院】  (ずいほういん)

こちらも方丈を囲む石庭が良い。前面は蓬莱山、反対側は十字架に石組み。作庭家の重森三玲によるのだそうだ。
蓬莱山を表す石庭が、なぜか雲の中から出てくる竜の頭の形に見えて楽しかった(私見)。
Daikokuji_zuihouin 

余談だが、門から受付までの庭のススキの根元にナンバンギセルが咲いていた。

万葉集に「思い草」と詠まれた花。長い柄の先に開いた花の形がキセルに似ている事から名付けられた。
ススキなどの根に寄生し、葉はない。
と図鑑で読んだ。…寄生植物なのか...

【大仙院】 (だいせんいん)

有名な枯山水の庭。襖絵も、狩野元信の花鳥画が鮮やかで立派であった。

【高桐院】 (こうとういん)

まず、表門から敷石の参道を歩く。木や苔の青々とした緑に囲まれ、圧倒的に美しい。
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庭も竹・楓・苔で一杯で、眺めていると心の中まで瑞々しさが満ちてくる。静けさの中、ヤマガラの鳴き声が染み渡った。

細川三斎(忠興)建立の寺院で、茶室「松向軒」等を覗くこともできた。
利休邸の一部を移築したと伝えられる書院は古色と絶妙な照明で幽玄でさえあった。
Daitokuji_koutouin_shoin

おまけ 大徳寺の中を歩いていると、一際立派な朱塗りの門があった。あの利休切腹の理由とされた「金毛門」であった。

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