« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

ゴーギャン展

ゴーギャン展  / 東京国立近代美術館

Gaugain

日本初上陸の「我々は~」。大作であった。
照明の具合にもよると思うが、チケットの半券の写真が1番実物に近い感じがした。

・純潔の喪失
・エ・ハレ・オエ・イ・ヒア [どこへ行くの?]

(この辺りから「犬」=ゴーギャンに見えてくる。)

・パレットをもつ自画像

・「ノアノア」連作版画
  岐阜県立美術館所蔵品が多くて驚く。

東京駅日本橋口からの無料シャトルバスを利用。

【常設展】

菱田春草 四季山水 ←巻物
前田青邨 おぼこ
上村松園 母子 1934
小杉放庵 青鸞
伊東深水 露
川合玉堂  小松内府図
小林古径  加賀鳶
中村貞以(ていい) 爽涼 1956

原田直次郎 騎龍観音
藤島武二 港の朝陽 

藤田嗣治 血戦ガダルカナル
 (2009.7.14にフジタ展を見たばかり)

モーリス・ルイス 神酒(しんしゅ)

新海竹太郎 ゆあみ 
(ブロンズ、石膏原型が重要文化財に指定されている)
 新海竹太郎といえば、可愛らしい所蔵印があったなぁ…(2009.7.14

| | コメント (0)

草間彌生展

草間彌生展
 / 高橋コレクション日比谷 オープン記念

ネオテニー・ジャパン(2009.7.10)と同じコレクターのコレクション。
2010年12月までの期間限定展示スペースでの第1弾企画。

Hibiya_kusama

位置は日比谷シャンテのすぐ近く。
スペース外面のガラスは赤い水玉のシール状の物で水玉模様になっている。草間仕様?

草間彌生の初期作品など、水玉シリーズ以外の作品も含めて28点。初期からの幅広い作風が楽しかった。

見終わって外に出ると、日比谷シャンテのバーゲン初日の喧騒に包まれて驚く。
多くの人が水玉模様の前で、携帯片手に人待ち顔で立っている。
それはそれで、なんだかシュールな気分になったのだった。

| | コメント (0)

レオナール・フジタ展

レオナール・フジタ展  よみがえる幻の壁画たち
  /そごう美術館

ライオンのいる構図  &  犬のいる構図
闘争Ⅰ &  闘争Ⅱ
…がそろって出品。

Fujita_hekiga
  《犬のいる構図》の部分

銀座コロンバンなどの壁画も手掛けてたんですなぁ。

他には、「花の洗礼」,フジタ手作りの日常小物 等。

【覚書】茶道具逸品展(そごう画廊)

| | コメント (0)

唐三彩と古代のやきもの展

唐三彩と古代のやきもの 華麗なる貴族文化の遺宝
 / 静嘉堂文庫美術館

Seikado_tousansai
入場券の写真にもなっている三彩獅子の一対。
前田青邨が「獅子図」の子獅子のモチーフにしたそうだ。
後で青邨の画集を見てみたら、良く似ていた。

「三彩貼花文壺」(重要文化財)も美しかった。
玉石鑲嵌(ぎょくせきじょうがん)を模したものとか。
宝石を貼り付けたイメージの再現という感じ。

生き生きとした作品や細かく作りこまれた物も多く、唐三彩は奥が深かった。

余談だが、新海竹太郎(彫刻家)の所蔵印がとても可愛かった。
 Shinkai_taketaro
 《イメージ図》

【メモ-1】

明器(めいき)…実用性を持たない副葬用の器物
俑   ( よ  う )…人や動物を象った人形
(両方とも死後も生前と変わらない生活を送るという考えから)

三彩…白地に緑・褐色など複数の色彩を掛けて低下焼成した鉛釉陶器のこと

 鉛は800℃程度の低温でガラス質の無色透明な釉薬をつくることができる。
 これに金属製の着色剤を加えると色釉となる。
 銅→緑 鉄→黄~茶 コバルト→藍

黒陶…焼成中の窯内に穀物などの有機物を入れ、 いぶし焼することで発生させた煤(炭素)を器表に吸着させてつくる土器

磨光文…焼成前に表面を研磨することで光沢の差をつけ文様をあらわす

【メモ-2】

大正3(1914) : 東京帝大の教授・助手・副手らを中心に古陶磁を科学的に研究する「陶磁器研究会」発足(~大正12)

大正5(1916) : 東京帝大教授 大河内正敏(子爵)・横河民輔(実業家・建築家)・奥田誠一(古陶磁研究家)らにより古陶磁の研究会「彩壺会」発足

昭和2(1927) : 奥田誠一が中心となり、「東洋陶磁研究所」発足,雑誌「陶磁」創刊

| | コメント (0)

向付展 講演会

五島美術館 向付展 関連講演会

「向付を支える二つの文脈」

 田中仙堂 氏 (大日本茶道学会副会長)

Gotho_mukozuke_kouen

聴講希望者が多く、立見が出る程の盛況ぶり。
内容は、社会学+茶道+陶芸といった充実した内容。

以下、その講演会のメモ(注:内容に保証ナシ)

《文脈Ⅰ=膳の上の向付》

「向付」…器をさす場合,料理をさす場合

日本料理の時代による流れ
 
 大饗(だいきょう)料理→本膳料理→会席(懐石)

 本膳料理では「向付」と言っても器も料理も特定できない。
  (江戸時代の宗和流本膳料理を例にして)

 茶事では器が空になってもお膳が引かれるまで、
 飯椀と汁椀の向うに位置し続ける。

「カイセキ」の漢字の変遷の背景

‘会席’…「山上宗二記」の頃はこの表記
‘懐石’…料理茶屋 との差別化
      (例:八百善←太田南畝2008.5.23もお気に入り)
‘茶懐石’…単なる高級和食との区別(←?うろ覚え)

《文脈Ⅱ=展示ケースの中の向付》

・茶屋文化と茶道文化の相互影響
・向付を「造形物」といったカテゴリーで見る眼

・大正以降の「鑑賞陶器」としての中国陶磁器,織部・志野の再評価による数寄者への影響(仮説?)

・料理人が「鑑賞陶器」に学ぶ
(例:北大路魯山人)
 「器を食らう」=器に料理を合わせる

・「鑑賞陶器」は茶道具の見方と対立的であったといわれるが、実際には「鑑賞陶器」を見る人と茶の愛好者層は重なっていた
 (現代において、美術鑑賞も茶道も趣味とする人がいるが如く)

「鑑賞陶器」の発生についての歴史
  (注:メモ内容の検証はしていない)

明治20年代 英・米での中国磁器大コレクターの活躍
明治43年 「唐三彩」がロンドンのバーリントンハウスで出品
明治44年 辛亥革命 清朝崩壊
       (良品・コレクションの流出)
明治39年 「品陶会」…科学的に調べる気運
大正 3年 「陶磁器研究会」…帝大の教授など

「陶磁器研究会」→「彩壺会」という組織への発展

「彩壺会」による再評価 色絵磁器,京焼など
 【追記】 2007.7.14

心もとないメモだが、実際の講演内容は充実して面白かった事を付け加えておく。

| | コメント (0)

ネオテニー・ジャパン展

ネオテニー・ジャパン ― 高橋コレクション
  / 上野の森美術館

Neoteny_japan
  neoteny=幼形成熟

日本の現代美術を各種媒体で見ることはあっても、実物を見た事は殆ど無いと気付いた。「お勉強」気分で鑑賞に行ってみた。

メジャーどころから若手まで大変充実した内容。
無条件に面白いと思える作品が多くて楽しめた。
(個人的にダメダメな物もあったが。)

なれない現代アートだったが、偶然学芸員による解説があって助かった。

「奈良美智の作品に落書き(?)のように出現する可愛らしい「タコ」は交流のある作家の吉本ばななさんによるものです。」

「この屏風は襖に描かれてるんです(会田誠)。」

「加藤美佳の作品の不思議なリアル感は、1度人形を作ってからそれを写し描くからです。」

「なすび画廊 Vs なびす画廊 / これは「醤油画」です(小沢剛)。」

「池田学は以前法廷画家をしていたそうです。」

「これはよく見ると全て刺繍されているんです(青山悟)。」

「これは陰刻鋳造という、内側から指で押し広げて作ったものです(西尾康之)。」

「須田悦弘の
彫刻“雑草”は作者自身が選んだ場所に展示してあります。探してみてくださいね。」

あぁ、もう眼から鱗がポロポロ落ちた。
実は‘ナゼあんなところに雑草がはえてるのだろう?’と本気で勘違いしていたのだ。
学芸員さんありがとう…

| | コメント (0)

東博 常設展

国宝 法華経方便品(竹生島経)

特集陳列「内国勧業博覧会の工芸」

特集陳列「年中行事」
 蹴鞠(本物だけど鑑賞用) 
 毬杖

無我 横山大観
Taikan_muga_thohaku_ver
鵜 下村観山
熱国之巻(夕之巻) 今村紫紅
紫紅の像 安田靫彦

TNM&TOPPANミュージアムシアター(←初めて)
「江戸城 ―本丸御殿と天守―」
~幻の城郭をバーチャルリアリティで巡る~
Virtual_edo_castle

【メモ】狩野晴川院の公用日記

| | コメント (0)

向付展

向付 ―茶の湯を彩る食の器―
   /五島美術館

Gotoh_mukouzuke

懐石道具の本で軽く予習しつつ美術館に向かった。
が、それをずっと上回る充実した内容。
思わず図録購入!

【覚書】 朝鮮唐津が高取焼に分類

| | コメント (0)

美の友会 様々な歌集を読む-4

五島美術館 美の友会月例美術講座 様々な歌集を読む-4

▽「十五番歌合切」

名称:内容から

※時代不同で三十人の歌人
 →後に三十六歌仙へと発展

内容:十五番歌合(の写本としてはもっとも古い作品)

ポイント:草仮名。スケールの大きい筆致。

| | コメント (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »