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2009年6月

奇想の王国 だまし絵展

奇想の王国 だまし絵展
  / Bunkamura ザ・ミュージアム

Damashie
    新鮮なルドルフ2世さん

楽しくだまされる展覧会。
ついつい体も動く。
(時にはクラクラすることも。)

「水彩画の上に置かれた透明な紙」の作品では多くの人が混乱気味。(自分も…)

ルネ・マグリットも良かった。

日本にも「鞘絵」なるものがあるとは、知らなかった。

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柿右衛門展

柿右衛門展 ―ヨーロッパを魅了した東洋の華―
  / 戸栗美術館

Togiri_kakiemon

焼き物に釉薬をかけることで吸水性と強度が増すが、
 ↓
釉薬の厚みが増すと青みがかかる(ガラス質のため)

染付(釉薬の下に絵付け)が発色するにはある程度の厚みが必要

 ↕ 濁手には染付は使わない

濁手は釉薬をできるだけ薄くすることで白くする
(他に水簸を繰り返す等)

独立したケースに展示してあった四角い瓶(色絵 草花 文角瓶)の濁手はなんとも言えない吸い込まれるような白だった。

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松浦家とオランダ残照展

松浦家とオランダ残照展
 /五島美術館

Matsuura_gotoh

【松浦(まつら)家】

26代 鎮信(しげのぶ)
      朝鮮出兵→陶工を伴い帰国(1598)、中野焼を始めさせる(平戸の中野村)
29代 鎮信(しげのぶ)/隠居後は(ちんしん)
      片桐石州に茶道を学び、「鎮信流」創始
37代 詮(あきら)/心月
      和敬会設立し茶道の復興を図る(中興の祖)

家紋 梶の葉 (茶道具の食籠・椀物に反映)

【三川内焼】みかわちやき

中野焼  26代 鎮信が朝鮮より陶工を連れ帰り、中野村にて焼物を作らせた。
       陶工の一人が 巨関(こせき)
             くもったような灰青色の釉に味わい深い染付(←展示の茶碗の解説)

三川内焼 中野焼の陶工が三川内(現在の佐世保市内)に移住して築いた窯。
       幕末まで藩窯として機能。

如猿(じょえん) 中野焼きの陶工巨関の子孫、今村野次兵衛正名。
  (今村弥次兵衛?今村彌治兵衛? いまむらやじべえ?インターネット上、バラツキあり)

茂右衛門窯(もえもんよう)香炉 の展示より   

  26代 鎮信とともに来朝した累(ルイ)は中里茂右衛門に嫁し、三河内に窯を開いた。
  本作はこの子孫にあたる14代茂右衛門窯の作

  ※ 累(ルイ)…(ルイ)?「高麗媼(こうらいばば)」?
  ※ 茂右衛門窯…中里茂右ヱ門 (なかざと もえもん)←平戸焼の宗家? 
             ↑当代:第15代 茂右ヱ門 

鶴峯焼 37代心月が鶴峯(つるがみね)の私邸を建てた際、茶室「閑雲亭」を置き、その傍らに窯を設け、三川内より陶工を招いて茶器を焼かせた。

【鎮信流(ちんしんりゅう)茶道】

茶を「文武両道のうちの風流」として位置づけ

四大茶会記のうち、唯一自筆本が現存する「宗及茶湯日記(天王寺屋会記)」全16冊の内15冊を所蔵。展示あり。図入りの記述もあった。

 ※ 四大茶会記
     
松屋会記・天王寺屋会記・宗湛日記・今井宗久茶湯日記抜書
 ※ 津田宗及→江月宗玩(宗及の子)→稲葉美濃守正則→松浦家へ(1902)
 ※ 残り1冊は三徳庵(大日本茶道学会)蔵
鎮信流真台子飾
 赤味がかかった茶色の漆塗り、金色で菊の模様(陽と陰の2種類)。
 唐銅の?皆具、台天目・大海茶入・長蓋、帛紗を左手前の柱にセミ結び

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美の友会 名物裂の魅力-5

五島美術館 美の友会月例美術講座 名物裂の魅力-5

内容:金襴<2>

17鶏頭金襴 けいとう きんらん

 : 鶏頭の花の作土文様

 ※ 作土文 つくりつちもん

    作土とは、耕地の上層の土壌のことをいう
    草花文や草花と動物文をその花樹が根付いた土壌までを
    単一の文様としてあらわしたもの 
   
18東山金襴 ひがしやま

 : 一重蔓唐草+牡丹他
 ▶ 東山殿(足利義政)が中国(明)に注文して織らせたor所持

 参考 前田家伝来 紺地一重蔓小牡丹唐草文金襴(東山金襴)
      Higashiyama_kinran

19高台寺金襴 こうだいじ

 : 二重蔓中牡丹唐草文や霊芝
 ▶ なぜ「高台寺」かは不明
   (本によれば、高台寺の戸張裂)

 参考 前田家伝来 紺地二重蔓中牡丹唐草文金襴(高台寺金襴)
      Koudaiji_kinran 

20大黒屋金襴 だいこくや

 : 細い蔓唐草に宝尽くしを散らす
   牡丹から牡丹まで7センチくらい、間に霊芝など
   唐物絵の表装によく使われる
 ▶ どの「大黒屋」か不明

 参考 前田家伝来 萌黄地一重蔓小牡丹唐草宝尽し文金襴 (大黒屋金襴)
      Daikokuya_kinran

21二人静金襴 ふたりしずか
22橘屋金襴 たちばなや ←別名

 : 向かい合った鳳凰の丸文が互の目
 ▶ 織田有楽所持。
   有楽が能「二人静」の名手であった
   ↑静御前が二人出てきて舞う演目→鳥が二羽とかけた?
   (本では、足利義政が能の「二人静」を舞った時の能装束に用いられた裂)

 参考 前田家伝来 紫地向鳳凰丸文金襴(二人静金襴)
      Futarisizuka_kinranhosei

23金地二重蔓牡丹金襴 かなじふたえずづるぼたんきんらん

  : 地が金地であることに価値があった

 参考 前田家伝来 金地二重蔓大牡丹唐草文金襴
      Kanajifutaezurubotan_kinran


24花兎金襴 はなうさぎ

 : 兎+花・雲 (兎だけの模様はない)

 参考 前田家伝来 金地花兎文金襴
      Kanaji_hanausagi_kinran

25角倉金襴 すみのくら

 : 兎が大きくてリアル 1つの柄の縦4~5センチ
   他の花兎金襴と区別する
 ▶ 本によれば、角倉了以(すみのくらりょうい、京都の豪商)の愛用

 参考 前田家伝来 濃萌黄地花兎文金襴(角倉金襴)
      Shuminokura_kinran

26花麒麟金襴 はなきりん
27雲麒麟金襴 くもきりん

 : 麒麟+作土文の花or雲
   麒麟に羽が生えてている?

28紹知金襴 じょうち

 : 麦わら筋+花麒麟or雲麒麟
 ▶ 藪内紹智の好みだったと思われる

29荒磯金襴 あらいそ (あらそ) (ありそ?)

 :波に魚

30石畳金襴 いしだたみ
31釣石畳金襴 つりいしだたみ
  
 :大石でない (大きくなると遠州緞子のような感じ)
  両者の区別は微妙

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やまと絵の譜 展

日本の美・発見II  やまと絵の譜
  /出光美術館

「やまと絵」とは

平安時代、中国の風景を描いた「唐絵(からえ)」に対し、日本の土地を写した絵画を指すものとして発生した言葉
  ↓
技法的な違いを示す言葉へと変化

 ん…?

Idemitsu_yamatoe

何はともあれ、絵巻も多く展示されて見ごたえがあった。

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細見美術館開館10周年記念展

細見美術館開館10周年記念展
日本の美と出会う ─琳派・若冲・数寄の心─
  /日本橋高島屋にて

タイトル通り、琳派&若冲&茶道関連品が展示。
大変充実した内容。

Hosomi_10_nihonbi
単庵智伝「梅花小禽図」
 ↑こちらは、数寄の美コーナーで。

他に
 十四代 中里 太郎右衛門展
 初夏の茶道具展
…と、高島屋内を巡回。

【過去の細見美術館関連】
芦屋釜の名品展 (2007.11.27
細見美術館 神坂雪佳 展 (2007.9.30
細見美術館 リスエスト展07 (2007.9.12

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美の友会 様々な歌集を読む-3

五島美術館 美の友会月例美術講座 様々な歌集を読む-3

▽「香紙切」

名称:料紙が染料(丁子)で染められた様子から。
    (よい香りもしたかも)

内容:麗花集

ポイント:奔放華麗な連綿と散らし書き。複数の筆者か。

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上村松園展

没後60年記念 上村松園  美人画の粋 
 / 山種美術館

山種美術館所蔵の松園作品(所蔵するモノ全てらしい)+αの展示。
もちろん“α”も素晴らしい作品群。

松園の美人画は、こころなしか晩年の方が女性の目元がキリリとしている気がする。

こんな感じ。
Shoen_eika_yamatane
    「詠歌」

村上華岳の「裸婦図」が、何度か見ているにもかかわらず今回あらためて美しいと感じた。「好み」「眼」って変わるのだと実感。

千鳥ヶ淵の展示室は今回が最後となる。

【山種美術館訪問記 千鳥ヶ淵編】

2007/3/20  桜さくらサクラ・2007
2007/7/11  開館40周年記念展 山種コレクション名品選
2007/10/25  没後50年 川合玉堂とゆかりの画家たち

2008/2/6   春のめざめ -横山大観・上村松園・小林古径・安田靫彦-
2008/4/3   桜さくらサクラ・2008
2008/5/27  大正から昭和へ -佐伯祐三・小出楢重・速水御舟・川端龍子-
2008/7/10  日本画満開 -牡丹・菖蒲・紫陽花・芥子-
2008/9/4   いきもの集合! -描かれた動物たち-
2008/10/28  百寿を超えて -奥村土牛・小倉遊亀・片岡球子-
2008/12/13  琳派から日本画へ -宗達・抱一・御舟・観山-

2009/1/28  松岡映丘とその一門 -山口蓬春・山本丘人・橋本明治・髙山辰雄-
2009/4/23  桜さくらサクラ・2009
2009/6/2   上村松園 -美人画の粋-

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