パリに咲いた古伊万里の華展
パリに咲いた古伊万里の華
-日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念-
/ 東京都庭園美術館
碓井コレクション(碓井文夫氏による)渡欧した古伊万里作品群。
本物の暖炉の前に並ぶ古伊万里は、ヨーロッパの宮殿さながら。
パリに咲いた古伊万里の華
-日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念-
/ 東京都庭園美術館
碓井コレクション(碓井文夫氏による)渡欧した古伊万里作品群。
本物の暖炉の前に並ぶ古伊万里は、ヨーロッパの宮殿さながら。
大観・観山と日本美術院の画家たち (後期)
明清の絵画展-中国文人画の世界
宮廷工芸の粋展-中国明清時代の工芸
/松岡美術館
横山大観 「木菟」。
大観は手に入れた明時代の青い墨の名品が気に入り、惜しげもなく絵画制作に用いたそうだ。その後も明時代の古墨の蒐集が続いたらしい。「木菟」もおそらくそういった墨による作品。水墨は奥が深い。
下村観山は「蓬莱」「達磨」「一休禅師」「山寺の春」が展示。
張崟「仿古山水画冊」が良かった。
他に、圧巻の玉,堆朱,景徳鎮。
開館45周年記念
戦国武将と茶の湯―信長・秀吉ゆかりの品々―
/畠山記念館
チラシは上から
油屋肩衝 / 扇面月兎画賛(本阿弥光悦)…背景
煙寺晩鐘図(伝 牧谿)
井戸茶碗 銘 信長
という、豪華な取合せ。
光悦の扇面月兎画賛は、扇面型を月と度土波とで見事に切り取った構図。
油屋肩衝に添っている利休の書状もあわせて展示。
他にも秀吉の消息や、秀吉の羽織を仕覆に仕立てた「福寿文字入帛紗」等。
「古瀬戸肩衝茶入 銘 円乗坊」は、なだらかな肩衝で、全体にロクロ目のような筋目が特徴的。ちょっとずんぐりした印象だが面白い形だった。
香木「蘭奢待」が展示してあってビックリ。
大きさは小指の先程,長方形の木片だった。
大東急記念文庫創立60周年記念特別展
伝えゆく典籍の至宝 /五島美術館
冷泉家 王朝の和歌守展(2009.11.22)に続き、またも本がずらりと並ぶ展示。
奈良時代の契約書類~夏目漱石の原稿,
六祖挟担図(国宝)などの絵画(後期展示),
写経・和歌・五山文学も並ぶ幅広さ。
【メモ】( ..)φ辞書などより
●赤本(あかほん)
(1)草双紙(くさぞうし)の一。
1678年刊の「初春のいはひ」より起こり、享保・寛延(1716-1750)頃まで行われた。「桃太郎」「猿蟹合戦」などのお伽噺(とぎばなし)、芝居物あるいは双六(すごろく)などの玩具物があり、絵が主体で、子供向けのもの。
型は半紙半截(はんさい)だが、小型の「赤小本」、さらに小さく雛(ひな)祭りや玩具用といわれる「ひいな本」などがある。
多くは赤い表紙の全五丁一冊本。
赤表紙。
(2)明治時代、赤を多用した表紙の少年向けの本。 (3)略。
●黒本(くろほん)
草双紙の一。赤本に次いで、延享(1744-1748)初年より行われ、宝暦・明和(1751-1772)の頃には青本とともに流行した絵本。
中本で多くは五丁で一冊。
表紙は黒色(墨)。
歌舞伎・浄瑠璃・軍記物などから材をとり、青本と同一内容のものが多い。
黒表紙。
●青本(あおほん)
(1)草双紙の一。赤本に次いで、黒本とともに延享(1744-1748)頃から安永(1772-1781)初期にかけて江戸で流行した。
萌葱(もえぎ)色の表紙で、
歌舞伎・浄瑠璃・軍記物などに題材をとり、絵を主とする。作者・画工兼帯で、鳥居派の画風が多い。
一冊五丁、数冊をもって一巻とする。
(2)草双紙の総称。
●黄表紙(きびょうし)
草双紙の一。江戸後期、黒本・青本に次いで安永(1772-1781)頃から文化年間(1804-1818)の初期まで江戸で流行した黄色い表紙の絵本の称。1775年刊の恋川春町作「金々先生栄花夢」以降のものをいう。
一冊五丁、普通、三冊からなる。書型は半紙半截(はんせつ)。絵題簽(えだいせん)に出版工夫がみられ、内容も従来の草双紙の幼稚なものから脱し、成人向けの読み物となった。
文化初年頃より敵討ち物が全盛となり文化年間に合巻に移行した。
●合巻〔ガフクワン〕
草双紙の一。江戸後期、文化(1804~1818)初年頃より以後に流行した絵入りの読み物。それ以前の黄表紙などが5丁1冊であったのを、数冊綴じ合わせて1編とし、長いものは数十編にも及ぶ。内容は黄表紙が読み物化し、長編化した内容。
実録・読本・歌舞伎のどの影響を受け、挿絵にも工夫がこらされ庶民層に広く読まれた。合巻本。
○零本(れいほん)
書物の大部分の巻数が失われて、ごくわずかに残っている物。端本(はほん)。
○完本(かんぽん)
全集などの、全部そろっているもの。また、内容に欠落のない本。
○欠本(けっぽん)
全部そろってない全集や雑誌。また、欠けている部分の本や雑誌。欠巻。
◎古活字版(こかつじばん)
1592年、文禄の役の時、朝鮮から日本に初めて銅活字が渡来、その影響で木版印刷に代わって銅活字,木活字による印刷が盛んとなり、角倉素案,本阿弥光悦らの嵯峨本などを生みつつ、寛永年間以後、再び木版印刷が盛んになるまでおよそ50年間続いた。その間、すなわち朝鮮活字渡来以後,慶長・元和年間に及ぶ活字印刷本を古活字版と呼ぶ。
慶長勅版・伏見版・駿河版・嵯峨本など。
菱田春草展 (後期)
明治神宮文化館 宝物展示室
ちょっと意外な場所での菱田春草展。
・明治天皇の愛用品と伝わる屏風「雀に鴉」←後期展示
・明治神宮鎮座地となった代々木を描いた絵画などを展示
…というつながりからとのこと。
前期とかなり作品入替があるも、残念ながら後期のみの訪問。
それでも充実感を感じる春草作品は偉大。図録購入。
共通券で、「文化館」へも向かう。
左下の茶色い屋根が「文化館」。
途中、結婚式のご一行,七五三のお洒落な家族,菊花展,JAによる野菜でできた巨大宝船など、色々な景色を堪能。
表慶館のアジアギャラリー (東洋館工事中のため)に初訪問。
国宝室 国宝 法華経(久能寺経)
中国書画 明清の書画
特集陳列「東京国立博物館所蔵の正倉院織物」
長斑獅噛文錦(ちょうはんしかみもんにしき)
墨斎 筆 一休自賛語…意外と小品
(一休宗純の肖像画)
大井戸茶碗 銘 有楽
片身替釉茶碗 銘 深山路 高取
横山大観 「五柳先生」
月岡芳年
うるささう・いたさう・ひんがよささう・つめたさう・しなやかさう・おもたさう・みたさう・かゆさう・かいたさう・おきがつきさう・暗さう・はづかしさう
九条館茶会の茶券とれず、残念~
冷泉家 王朝の和歌守展
/ 東京都美術館
国宝5点を含む国宝・重要文化財約400点、出品総数としては約500点という質量ともに最高の史料が出展
+
前期と後期で全作品を入れ替え
つまり単純計算で約250点のお宝見学(今回は前期を拝見)。
凄い!としか自力では感想が書けないので、展示構成を記録しておく。
第1章 家祖 文学史に輝くスターたち
第2章 明月記 定家の自筆の日記 800年前の息づかい
第3章 勅撰集 宮廷文化の精華 最高水準の和歌が集結
第4章 私家集「歌の家」の必須資料
第5章 歌書と物語 貴族の教養 第一は歌の心得
第6章 宮廷と宸翰 極彩華麗な宮廷の香り
「ていかくん」は儀式イメージトレーニング用。
スタンプが販売されるなど、人気者の様相。
横浜開港150周年記念特別展
原三溪と美術 ―蒐集家三溪の旧蔵品
/三溪園
・四季山水図/伝雪舟:京都国立博物館
原三溪が人生の最後に見た巻物。
真筆ではないと判明時、残念がった。
・孔雀明王像:東京国立博物館…チラシ。
・愛染明王像:細見美術館
・地獄草紙:奈良国立博物館…本当に怖い。
・御本立鶴筒茶碗(銘 住の江)
鈍翁と如春庵の連名で三渓に「買ったほうがいいよ!」と電報を打った逸話あり。(電報も隣に展示。)
・志野茶碗(銘 梅が香):五島美術館
・真熊川茶碗(銘 初風)
・古三島茶碗(銘 松声)
・松に叭叭鳥図 柳に白鷺図屏風/狩野永徳…目利き!
・蓮池翡翠図/宮本武蔵:芳川英治記念館
・十友双雀図/渡辺崋山
・中寿老左右鴛鴦鴨/円山応挙:北野美術館
・秋草鶉図/酒井抱一:山種美術館
・遊魚 前田青邨:三渓園
…ちょっと不思議な感じの魚の図。
黄金色の海の中を揺らめく魚群。
自然や美は万人共有すべきものという三渓の理念は尊敬に値する。
関東大震災による経済的痛手が残念である。
それにしても、素晴らしい審美眼だったと思う。
【同時開催】菊花展
ふかふかな菊の花。
花の形の分類を見るのも楽しかった。
皇室の名宝 ―日本美の華
2期 正倉院宝物と書・絵巻の名品
/ 東京国立博物館
1期の展示(2009.10.6)とは総入替。
相変わらずの盛況ぶりのため、雨の中傘をさしながら30分行列。
教科書で見たような
「聖徳太子像」や、
「蒙古襲来絵詞」を見て、思わず興奮。
【絵巻・絵画】
・春日権現験記絵 巻第1・5・19
雪景色も美しい。
・絵師草紙
・小野道風像 伝 頼寿
悪意があるんだか、ないんだか。
【文字を楽しむ】
・王義之 「喪乱状」
ただし、臨書。
・藤原佐理 「恩命帖」
調達すべき弓矢が!よく謝る佐理。
・小野道風「玉泉帖」
・藤原定家「更科日記」
【料紙も楽しむ】
・粘葉本和漢朗詠集 伝 藤原行成
・安宅切本和漢朗詠集 伝 源俊頼
美しい料紙の見本市。巻物を広げた様子は圧巻。
・雲紙本和漢朗詠集 上巻 伝 藤原行成
藍色の部分がモダンな配置。
【正倉院っていう感じ】
・紅牙撥鏤尺,緑牙撥鏤尺
帛紗の柄の本歌。
・鳥毛篆書屏風 第5・6扇
何十年ぶり?かの再会だと思う。
【その他】
・名刀類